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三重 診療明細書理解へ 

(2010年3月10日) 【中日新聞】【朝刊】【三重】 この記事を印刷する

津の榊原白鳳病院 パンフレット配布 

 四月の診療報酬改定により、大半の病院で診療明細書の無料発行が義務付けられるが、津市の榊原白鳳病院(小池宏院長)は患者の理解を助ける解説パンフレットを外来窓口に置き、希望者に無料で配布している。

 診療明細書は受診した際、領収書よりも細かく医療費の内訳が記される。患者が請求ミスを知る端緒にもなりうるが、専門的で一般の患者が判読するのは難しいとの指摘もある。

 解説パンフレットは、同病院診療情報部長の笠間睦さん(51)が中心になって作成。明細書に多く登場する「外来管理加算」「特定疾患療養管理料」「処方せん料」などについて、四月の改定後、点数(一点十円)がどんな場合に算定されるかなどを、A4判二枚にまとめた。

 例えば「詳細な問診抜きで従来と同じ薬を処方してもらっただけの“お薬受診”の場合、外来管理加算はされない」「特定疾患療養管理料は、厚労相が定める疾患(高血圧性疾患、糖尿病など)がある外来患者が療養上の指導を受けたときに請求され、診療所では225点、百床未満の病院では147点…」といった内容だ。

 明細書の見本とパンフレットを見た男性患者(58)は「明細書だけでは何が書いてあるか分からず、パンフレットは助かる」と話す。笠間さんは「明細書発行の義務化を、開かれた医療に結び付けたい」と話している。

 問い合わせは榊原白鳳病院=電059(252)2300=へ。(佐橋大)

画像窓口で配布が始まった診療明細書の解説パンフレット=津市の榊原白鳳病院で

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