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インフル予防 鼻噴霧ワクチン臨床へ

(2010年10月25日) 【北陸中日新聞】【朝刊】【その他】 この記事を印刷する

感染防御可能に

 鼻の粘膜にシュッとスプレーする「経鼻ワクチン」と呼ばれる新しいタイプのインフルエンザワクチンを、国立感染症研究所インフルエンザウイルス研究センターの長谷川秀樹室長らのチームが開発、健康な人に投与して効果を確かめる臨床研究を近く開始する。埼玉県和光市で23日開かれたシンポジウムで明らかにした。

 経鼻ワクチンは、従来の注射のワクチンとは違って痛みがないので子どもに投与しやすい上、従来よりも幅広い型のインフルエンザウイルスに効果があると期待される。

 現在のワクチンは皮下に注射して血液中に抗体をつくるが、ウイルスの感染は防げない。経鼻ワクチンは、従来のワクチンではできない「IgA」と呼ばれる抗体を全身の粘膜につくり、感染そのものを防御できるのが特徴だ。長谷川室長らは、これまでマウスやサルでの実験で感染防御効果を確認したほか、ワクチンに使ったウイルスと違う型のウイルスにも効果があったとしている。

 臨床研究は健康な成人男女計50人が対象。ワクチン株にはA香港型の不活化したウイルスを使い、3週間の間隔で2回鼻から投与。鼻腔(びくう)の粘膜にできたIgA抗体がウイルスを抑えることができるかなどを調べる。

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