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心のケア 医療と連携を

(2011年4月14日) 【北陸中日新聞】【朝刊】【石川】 この記事を印刷する

石川県の派遣医師ら被災地での活動報告

画像被災者の要望や現地の課題を振り返る精神科医=13日午後、金沢市内で

 震災被災者のメンタルケアを続けている石川県の「こころのケアチーム」が13日、金沢市内のホテルでこれまでの活動の報告会を開いた。精神科医らが被災地の混乱を振り返り、他チームとの連携不足など課題も指摘した。

 3月末から4月初旬まで宮城県石巻市で活動した精神科医は、認知症の高齢者が各避難所から福祉施設などに集められている状況を説明。年齢も病歴も分からない人も多く、「いろいろなことを推測して診察するしかなかった」と打ち明けた。

 同じように避難所を回る医療チームとの連携も不十分だったという。「医療と心のケアで指揮系統が異なり、互いの動きが見えなかった」と語り、今後の対応を求めた。

 県は3月16日から1週間交代で、石巻市に医師や精神保健福祉士らのチームを派遣している。第5班まで活動を終えており、現在は5月1日の第9班まで編成が固まっているという。 (佐藤航)

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