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インフル予防 緑茶うがいの効果探る

(2011年12月2日) 【中日新聞】【朝刊】【静岡】 この記事を印刷する

掛川などの6高校756人 県立大が臨床試験

画像「掛川茶」でうがいに取り組む生徒=掛川西高校で

 インフルエンザの予防に緑茶でのうがいが有効かどうかを調べる臨床試験が1日、静岡県掛川、菊川、御前崎3市の6高校で生徒計756人が参加して始まった。県立大薬学部(静岡市駿河区)の山田浩教授(55)らの研究グループが昨冬から取り組む研究。生徒のインフルエンザの発症が減る傾向が昨冬に見られ、今回は参加者を2倍以上に増やした。

 予防作用は緑茶に含まれるカテキンがウイルスの表面に付き、ウイルスが細胞に付くのを阻害するためとされている。

 昨冬に続いて協力する掛川西をはじめ、新たに掛川東、横須賀、掛川工(掛川市)と小笠(菊川市)、池新田(御前崎市)が参加。各校の1、2年生の100人前後が、保護者の同意を得て協力する。

 生徒らは緑茶でうがいする387人と水でうがいをする369人の2グループに分かれ、来年2月末まで90日間、1日3回、うがいをする。健康状態を調査票に毎日記入し、提出する。うがいは登校直後、昼休み終了時、帰宅直後に取り組む。

 昨冬、掛川西は308人が協力。インフルエンザの発症率は緑茶グループが5%、水グループが9.4%で、緑茶グループの発症率は低かったが、統計学的に意義がある差ではなかった。

 掛川西高は今回、344人が協力。掛川茶商組合などが提供した掛川茶の緑茶ペットボトルを手にうがいに励んだ。2年生の栗田圭祐君は「予防効果がはっきりして、農家が元気になってくれればうれしい」と話していた。 (松本利幸)

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