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高山の高根診療所 唯一の医師が3月で退職 後任不在に住民不安

(2012年2月9日) 【中日新聞】【朝刊】【岐阜】 この記事を印刷する

存続に向け 市が募集

画像市が医師を募集している高根診療所=高山市高根町で

 岐阜県高山市高根町の市国民保険高根診療所の医師が3月末で退職し、市は新たな医師を募っている。市内で最も過疎高齢化が進む同町の診療所は存続させる方向だが、募集期限まで2カ月を切ったものの8日時点で応募がなく、頭を悩ませている。 (井本拓志)

 市によると、2007年から勤務する現在の男性医師(33)が2年前ほどから経験を積むため研修を希望。昨秋に県内の医療施設での研修が決まり、退職することになった。

 高根町は長野県松本市に接した山あいにあり、高齢化率は48.7%(昨年10月現在)にのぼる。診療所医師の退職に住民も不安を募らせている。50代の女性は「持病がある人や車を持たない人もおり、診療所は不可欠」と説明し、80代の女性は「生活する上で先生がいなくなるのが一番困る」と訴える。

 市はホームページや広報誌で医師を求め、県内の病院にも協力を呼び掛けている。市民保健部の水本甫(はじめ)部長は「存続させるために確保に努力している。医師の情報があれば教えてほしい」と話している。

 採用条件は4月1日時点で60歳までの医師免許を持つ人。市職員として採用する。応募期限は3月31日。問い合わせは、高山市役所総務課人事担当=0577(35)3133=へ。

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