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愛知の病院〈81〉 吉田整形外科病院 豊田市

(2012年2月11日) 【中日新聞】【朝刊】【愛知】 この記事を印刷する

人工関節手術にも力

画像膝にクロム合金の人工関節を埋め込む手術=豊田市御立町の吉田整形外科病院で

 電気ドリルで骨を削る鈍い音が手術室に響く。軟骨がすり減って痛む男性の右膝にクロム合金の人工関節を埋め込む手術。もともとはヘルニアなど脊椎疾患の治療が主だったが、現在は膝や肘、股関節などの人工関節の手術にも力を入れる。

 昨年の人工関節の手術は約100件。5年前と比べて、ほぼ倍増している。高齢者の増加に伴い、さらなる需要増が見込まれる。

 山田高士院長(50)は「単にお年寄りの数が増えたからではなく、元気なお年寄りが増えたのが要因。積極的に出掛けたり、スポーツを楽しんだりしたいと、体に対する要求は高まっている」と分析する。

 とはいえ、手術をせずにリハビリや注射などで痛みを和らげる保存的治療を優先するのが病院の方針。「人工物ではなく、自分の体で生活するのが理想的」との考えからだ。患者の希望を聞きながら、保存的治療と手術の選択肢を示して対応している。

 スポーツでけがをした子どもから慢性疾患に悩むお年寄りまで患者層は幅広く、施設は大きくても開業医と変わらない気軽さが特徴。外来には1日平均240人が訪れる。

 一方、整形外科の常勤医は全員が整形外科一筋で10年以上の経験があり、膝や股関節、ヘルニアなど得意分野を持つ。幅広いけがや疾患に対応できる態勢になっている。昨年は585件の手術を行った。

 外来から手術、その後のリハビリと一貫して診てもらえるのも魅力。リハビリは臨機応変に対応可能で、回復具合や要望に応じながら期間を延長するケースも。診察日であれば夕方でも受けられるので、リハビリだけを希望する人も多いという。吉田和行事務長(38)は「診察に予約は必要ないので待たせるかもしれないが、最後までしっかり診ます」。(諏訪慧)

地域に根差す医療を

 山田高士院長の話 地域に根差した医療を目指しており、地元の人たちを長期にわたって診ていくのが私たちの考え。脊椎、腰、股関節、膝で悩んでいる人は気軽に来てほしい。

 吉田整形外科病院 ▽創設 1974年▽78床(一般48、亜急性期30)▽常勤医8人、非常勤医16人▽整形外科、リハビリテーション科、リウマチ科▽豊田市御立町7の100。名鉄豊田線豊田市駅からバスで「野見小学校前」下車▽電0565(89)1818

画像吉田整形外科病院

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