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一体改革Q&A 医療・介護に1兆4000億円

(2012年4月13日) 【中日新聞】【朝刊】【その他】 この記事を印刷する

病床減らし在宅促進 家族へしわ寄せ 懸念

一体改革で政府が目指す医療・介護サービス充実のイメージ

 Q 一体改革で医療や介護はどう扱われているの。
 A 消費税率を引き上げて「社会保障の充実」に充てる3兆8千億円のうち、医療と介護の見直しに1兆4千億円が投じられる。

 Q 具体的には。
 A 医療では、重症の患者らが対象の高度急性期、急性期が過ぎても症状が安定しない亜急性期など患者の状態に応じて病床を3つに分ける。高度急性期に対応できる医師や看護師を倍増する。

 Q 高齢化が進むのだから、総病床数は増えるんだろうね。
 A いや、少し減らす。厚生労働省は医師、看護師を増員して集中的な治療を行う結果、平均の入院日数が現在の30日程度から24日程度に短くなるので、収容可能な延べ患者数は少し増えると説明している。

 Q 本当に足りるのか不安だね。
 A 現在の年間死亡者数は120万人。25年度には160万人に増える。政府は医療費抑制のため病床数を増やさない分、在宅の医療、介護を重点的に整備して対応する方針。1日当たりの在宅医療の利用者数を2012年度の17万人から25年度に29万人に増やす計画だ。

 Q 職員数は。
 A 医師、看護師、介護職員は現在の323万人から25年度で最大488万人に増やす。介護職員は70%近く増員する。

 Q 重労働の割に低賃金の介護は人手不足だと聞いている。
 A 介護職員の給与アップに2500億円を充てる。訓練態勢の整備も必要だね。

 Q 一体改革で医療、介護は充実すると言えるの。
 A 厚労省はこれまでも在宅医療を推進してきた。しかし、自治体や地元の医師会、医療機関との連携が足りないせいか、利用は伸びていない。医療・介護難民が発生したり、家族にしわ寄せがいく懸念はぬぐえない。

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