宮城のがれきサンプルから、セシウム基準上限値
分別不能の可燃物
東日本大震災で発生したがれきの広域処理で、岐阜県は25日、宮城県の視察現場から持ち帰ったがれきサンプルの放射性セシウム濃度を発表した。分別できない可燃物から、国の基準の上限値と同じ1キロ当たり240ベクレルを検出した。
視察は19日に実施され、受け入れを検討する県内14市町と3事務組合、1民間事業者が参加。宮城県石巻市の仮置き場と、仙台市にある中間処理施設を視察し、がれきサンプルを持ち帰った。
調べたのは、木くず3種類と、衣服や土砂、廃プラスチックなどの分別できない可燃物3種類。分別できない可燃物からは1キロあたり201〜240ベクレル(平均221ベクレル)を検出した。国の基準は240ベクレル以下で、いずれも基準に近い濃度。セシウムを吸着しやすい土砂が原因とみられる。木くずは不検出だった。
宮城県での視察に参加した大垣市の小川敏市長は「思っていたより、高いと考えている。詳しく県に聞いてみたい」とコメントした。
秦康之環境生活部長は「基準に近い値が出て驚いている。市町村と情報を共有し、対応を検討したい」と話した。県内での受け入れについては「数値以前に、最終処分場の確保ができないと難しい現状は、視察前と変わらない」と説明した。(石井宏樹)
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