〈この人〉 献血推進映画 「ダブルスカイ!」のモデル 宮川大さん
献血のありがたみ 映画で恩返し
宮川大さん北陸電力ハンドボール部の選手だった1999年に白血病を発症。仲間に励まされ11カ月の闘病で社会復帰した経験が映画になり、全国の献血ルームで放映中だ。
検査入院で病名を知った時は「死ぬのか」と号泣したが、部の仲間に「絶対戻ってくる」と約束。闘病日記の表紙には「復帰するのじゃ!」と大きく書いた。
抗がん剤治療中、病院でじっとしていなければならないのが、何よりつらかった。チームメートたちは代わる代わる顔を出した。「日記を読み返すと、ほぼ毎日見舞客があった。こんなにありがたいことはない」
献血のありがたみも身に染みた。治療中、重度の貧血になることが度々あった。「頭はガンガンするし、10メートル離れたトイレに行くだけで息は切れるし…」。それが輸血すると、うそのように楽になった。
退院後、選手としての復帰はかなわなかったが、大会運営の手伝いなど裏方に回った。高校で出合ったハンドボールへの思いは変わらない。「輸血のおかげで順調に治療できた。映画で献血の輪が広がり恩返しできれば」。妻と子ども3人を福井県坂井市に残して富山市に単身赴任中。35歳。 (林朋実)
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