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〈この人〉 献血推進映画 「ダブルスカイ!」のモデル 宮川大さん

(2012年5月1日) 【中日新聞】【朝刊】【その他】 この記事を印刷する

献血のありがたみ 映画で恩返し

画像宮川大さん

 北陸電力ハンドボール部の選手だった1999年に白血病を発症。仲間に励まされ11カ月の闘病で社会復帰した経験が映画になり、全国の献血ルームで放映中だ。

 検査入院で病名を知った時は「死ぬのか」と号泣したが、部の仲間に「絶対戻ってくる」と約束。闘病日記の表紙には「復帰するのじゃ!」と大きく書いた。

 抗がん剤治療中、病院でじっとしていなければならないのが、何よりつらかった。チームメートたちは代わる代わる顔を出した。「日記を読み返すと、ほぼ毎日見舞客があった。こんなにありがたいことはない」

 献血のありがたみも身に染みた。治療中、重度の貧血になることが度々あった。「頭はガンガンするし、10メートル離れたトイレに行くだけで息は切れるし…」。それが輸血すると、うそのように楽になった。

 退院後、選手としての復帰はかなわなかったが、大会運営の手伝いなど裏方に回った。高校で出合ったハンドボールへの思いは変わらない。「輸血のおかげで順調に治療できた。映画で献血の輪が広がり恩返しできれば」。妻と子ども3人を福井県坂井市に残して富山市に単身赴任中。35歳。 (林朋実)

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