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大腸がんリスク 血液検査で予測 

(2012年9月20日) 【中日新聞】【朝刊】【その他】 この記事を印刷する

愛知がんセンター 予防進展へ新手法

 遺伝的に大腸がんになりやすい体質かどうか、血液検査で遺伝子の変異を調べて予測する方法を愛知県がんセンター研究所の細野覚代(さとよ)主任研究員らのグループが開発した。

 発症リスクを知ることで生活習慣の改善など予防につながると期待される。19日に札幌市内で始まった日本癌(がん)学会で発表した。

 細野研究員らは、がんセンターを受診した大腸がんの患者558人と、がんではない患者1116人の血液を採取し、白血球の遺伝子を比較。大腸がんの発症リスクに関係する6カ所12個の遺伝子変異に着目し、この変異を何個持っているかでグループ分けして、がん発症との関係を調べた。その結果、変異を多く持つ人ほど大腸がんの患者は多かった。0〜4個のグループを1とすると、5〜7個のグループは1.4倍、8〜12個のグループは2.23倍がんになりやすかった。

 大腸がんは男女ともに2番目に多いがんで、患者数は増加傾向。細野研究員は「将来的には健康診断の中で取り入れたい。もともと持って生まれた体質を知ることで検診を受ける動機づけになれば良い」と話した。

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