つなごう医療 中日メディカルサイト

農薬混入冷凍食品 体調不良、900人超に 大阪と長野で男児入院

(2014年1月8日) 【中日新聞】【朝刊】【その他】 この記事を印刷する

届け出 45都道府県 最多は愛知の68人

 マルハニチロホールディングスの子会社アクリフーズの群馬工場(群馬県大泉町)で製造された冷凍食品から農薬「マラチオン」が検出された問題で、同工場製の食品を食べて体調不良になったと自治体に届け出た人は、45都道府県の少なくとも909人に上ることが共同通信の集計で分かった。

 商品と症状の因果関係は不明で、自治体や警察が残された商品などを調べている。これまでの自治体の検査で農薬が検出されたケースはない。

 両社は7日、電話の問い合わせが、問題を公表した昨年12月29日から6日までに延べ約54万4千件に上ったと発表。回収率は、想定している640万パックの約23.3%となった。
 集計結果によると、症状は嘔吐(おうと)や腹痛、下痢などで大半は軽症、あるいは既に回復している。大阪府摂津市の9カ月の男児と長野県千曲市の10歳未満の男児は入院したが、いずれも快方に向かっているという。

 都道府県別で発症者が最も多かったのは愛知の68人。ほかに多かったのは、北海道と静岡が66人、千葉65人、新潟が少なくとも60人、大阪47人、埼玉43人、神奈川41人、兵庫40人、東京34人など。中部地方では岐阜21人、長野19人、三重10人、滋賀5人、福井2人。群馬、長崎両県はこれまでに届けがないとしている。

 一方、厚生労働省は7日夜、同日午後6時現在で全国の自治体から440件、556人の健康被害が疑われる事例の報告があったと発表した。
 アクリ社が消費者から回収した商品では15都府県の23件で異臭が確認され、うち7商品9個でマラチオンが検出されている。
 アクリ社の連絡先はお客様センター(0120)690149。消費者庁は、全国の消費生活センターでも自主回収の対象商品かどうか判別し、返品方法を紹介できるとしている。

中日新聞グループの総合案内サイト Chunichi.NAVI

中日新聞広告局 病医院・薬局の求人