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STAP細胞 画像に不審点?

(2014年2月19日) 【中日新聞】【朝刊】【その他】 この記事を印刷する

英科学誌や理研 論文を調査 

 体のどんな部分にもなる新しい万能細胞「STAP細胞」を作ったとする小保方(おぼかた)晴子・理化学研究所(理研)ユニットリーダーらの論文について、研究者の間から疑問が指摘されている。論文を掲載した英科学誌ネイチャーは18日、画像に不自然な点があることなどについて調査に乗り出した。理研も外部の専門家を含めた調査を始めた。

 ネイチャーによると、マウスの実験で、STAP細胞から作ったという胎盤の写真と、別の方法で作った胎盤の写真が酷似していた。また、現時点で、別の研究チームからSTAP細胞の作製が再現できたという報告はまだ得られていないことも明らかにした。ネイチャーの問い合わせに、小保方さん本人は答えていないという。

 論文共著者で元理研チームリーダーの若山照彦・山梨大教授は本紙の取材に、2枚の写真が似ていることを認め、「単純ミス。たくさんの写真を小保方さんに送ったので、その過程のどこかで間違いが生じたのでは」と説明した。細胞作製が再現されないことは「実験のコツが理解されていないためではないか」と述べた。若山教授も理研在籍時に小保方さんと一緒に取り組んだ時は成功したが、山梨大に移った後は再現できていないという。

 一方、理研は既に小保方さんを含む関係者から話を聞いた。結果がまとまり次第公表する予定。理研広報室は「研究成果そのものには揺るぎがないと考えている」としている。

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