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STAP 理研の調査「透明性不十分」 学術会議 

(2014年3月20日) 【中日新聞】【朝刊】【その他】 この記事を印刷する

委員長は外部から

 理化学研究所(理研)などのグループが発表したSTAP細胞の論文問題で、日本学術会議(会長・大西隆東京大名誉教授)は19日、理研が設置した調査委員会は透明性などが不十分だとし、改善を求める会長談話を発表した。

 調査委員長を理研の研究者が務めていることについて大西会長は「中立性の観点から外部の人が望ましい」と指摘。論文の疑惑は「日本の科学界に対する信頼を国内外で揺るがす問題」と述べた。さらに研究者個人ではなく、組織として成果をアピールしたことについて、論文作成や発表の過程での組織的なかかわりを検証すべきだとした。
 理研は「真摯(しんし)に受け止める」と話している。

カラフル研究室など 広報担当者「関与せず」

 また神戸市の理研広報担当者は同日、1月に行ったSTAP細胞の記者発表について、色彩豊かな研究室やかっぽう着の着用は、笹井芳樹副センター長と小保方(おぼかた)晴子ユニットリーダーが決めたことで、広報部門は関与していなかったと述べた。

 担当者によると、黄色やピンクに塗った研究室は昨年10月に仕上がった。広報は会見のやりとりにかかわったが、詳細を知らず、当日の配布資料は、笹井氏が書き上げたとしている。

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