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これが「健康な人」です 人間ドック学会検査データ 

(2014年4月5日) 【中日新聞】【朝刊】【その他】 この記事を印刷する

健診の上限 一部緩和

健康な人の検査値の例

 血圧やコレステロールなど学会基準や施設独自の基準が混在している人間ドックの健診項目で、日本人間ドック学会と健康保険組合連合会は4日、受診者150万人を分析し、年齢差や男女差を踏まえた「健康な人」の検査値を示した。

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 多くの検査項目では現行の基準値の範囲内だが、収縮期血圧は上限が147となるなど数項目で基準値を上回り、基準の緩和につながる可能性がある。

 日本人間ドック学会の専門委員会は、同学会認定施設で2011年に受診した約150万人から、がんや慢性の肝臓疾患、腎臓疾患などの経験がなく、高血圧や糖尿病などの治療薬を服用していないなどの条件で選んだ約34万人を抽出した。そのうち、約1万人のデータを基に、いわゆる「健康な人」の標準的な検査値の範囲を求めた。

 結果的に、同学会の基準値と近い項目もあったが、収縮期血圧は129以下、拡張期は84以下とされた数値は、収縮期147以下、拡張期94以下となった。

 高脂血症の指標とされる中性脂肪は、現行基準では血液100ミリリットル中30~149ミリグラムだが、男性は39~198、女性は32~134で男女差が大きかった。悪玉のLDLコレステロールの基準値は60~119の範囲だが、男性は30~80歳で72~178、女性は45~64歳で73~183、65~80歳で84~190などと、男女とも高めだった。

 調査した渡辺清明・慶応大名誉教授は「コレステロール関連の検査や中性脂肪で上限値がかなり高い結果が出た。持病がなくほかに健康上の問題がない人は参考にしてほしい」と話した。

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