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児童給食 アレルギー点検システムを開発

(2014年4月9日) 【中日新聞】【朝刊】【岐阜】 この記事を印刷する

大垣のIT企業 輪之内町の仁木小で導入

画像「アレンジャー」の使用方法を学ぶ教諭たち=輪之内町海松新田の仁木小で

 給食に児童のアレルギー食材が含まれるかどうかを教諭が調べるための点検システム「アレンジャー」を岐阜県大垣市今宿のITベンチャー企業「スフィアプロジェクト」が開発した。簡単なパソコン操作で従来より正確な点検ができ、3月から輪之内町の仁木小学校が県内で初めて試験導入している。

 食物アレルギーがある児童の誤食を防ぐため、同社が昨春に開発。2月に大垣市内で開かれた「教育分野のIT活用セミナー」に出展し、輪之内町の担当者の目に留まった。

 全校児童217人のうち17人から寄せられたアレルギー情報と、給食の献立表の成分を同社が事前に入力。教諭がパソコン上で照合をかけると、その日の給食で避けるべき食材や該当する児童が表示される仕組みだ。これまでは教諭が献立表と照らし合わせて手作業で確認していたため、デジタル化によって負担は大幅に軽減。チェック項目は「鶏卵」「牛乳」「小麦」「甲殻類」など20品目以上あり、見た目では分からないような加工食品に含まれる成分も点検の対象となるため正確さは増した。

 すでにこれまでの運用で、教諭が把握しきれていなかったエビのアレルギーを事前に確認できたケースもあった。担任の点検状況は教頭が確認することもでき、増田浩志教頭は「人的なミスを防げるし、複数の人間の目で確認できる。ドレッシングの原料など細かいところまで意識がいくようになった」と手応えを口にする。(高嶋幸司)

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