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信州の病院〈47〉 塩尻協立病院 長野県塩尻市桟敷

(2014年8月19日) 【中日新聞】【朝刊】【長野】 この記事を印刷する

総合診療の充実図る

画像人工透析患者に対応するスタッフら=塩尻協立病院で

 「安全、安心、信頼」を基本理念に、地域の一員としての病院運営を心掛ける。

 1993年に前身の塩尻協立診療所が開院。当初は無床の診療所だったが、7年後に一般病床と療養型病床を備えた病院に発展した。2000年に市在宅介護支援センター、訪問看護ステーション、ホームヘルパーステーションをそれぞれ併設し、病院と連携した地域の保健・医療・福祉のネットワークが出来上がった。

 小児科では一般、発達障害、感染症、アレルギー性疾患を中心に外来診療をしている。

 力を入れるのは、高齢化が進む地域のニーズに対応した「総合診療」。古川安之病院長(63)は「高齢の患者は複数の疾患を抱えている人が多い。専門分野を持つ医師が相互に協力する総合診療を充実させ、高齢者の多疾患患者に対応していく」と語った。

 増加傾向にある人工透析患者に対応するため、12年に人工透析室を改修。16床から23床に増やし、最新の血液ろ過透析(HDF)装置を導入した。HDFは血液中の尿毒素のうち、小さい物質だけでなく、中・大分子の物質も除去できる装置。中・大分子の物質が血中にたまりやすい長期透析患者の治療に威力を発揮している。

 人工透析室の谷野寿美看護師長(39)は「HDFにより、皮膚の色素沈着、透析中の血圧安定など、さまざまな改善効果が出始めている。塩尻市内唯一の人工透析施設として、今後も安全でより良い透析を提供していく」と話した。

常に地域支えたい

 古川安之病院長の話 地域の人たちの支援で診療所から病院に発展してきた。常に地域を支える病院でありたい。高齢者が在宅で介護・医療サービスを受けられる包括ケアシステムも構築したい。

 塩尻協立病院 ▽創立 1993年▽病床数 99床(一般42、療養型57)▽診療科 内科、小児科、循環器内科、人工透析内科、リハビリテーション科▽常勤医6人、非常勤医7人▽塩尻市桟敷437 JR塩尻駅から車で約5分▽電話0263(53)5353

画像塩尻協立病院

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