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花粉症に舌下免疫療法

アレルギーの窓から

(2015年3月3日) 【中日新聞】【朝刊】 この記事を印刷する

 日本列島に、花粉症前線が訪れています。目や鼻の症状を感じ始めた方、すでに症状がピークを迎えた方もいることでしょう。体のだるさや頭痛、微熱が出ることもあります。

 日本で代表的なスギ花粉症の有病率は、大人の4人に1人。血液検査をすると、その予備群は倍くらいいることがわかります。

 対策の中心は、花粉を避けることと、薬で症状を抑えることです。マスクやゴーグルなど、さまざまな花粉症グッズが売られています。何が良いか、というよりも、確実に花粉を避けることを意識して、正しく使うことが大切です。薬の開発もめざましく、眠気の少ない飲み薬も増えてきました。

 花粉症の根本的な治療として、減感作療法(アレルゲン免疫療法)があります。注射を繰り返す治療は以前から行われていますが、昨年10月には花粉エキスを口から投与する舌下免疫療法の薬が登場しました。12歳以上が対象で、処方する医師は講習を受け、資格を取ることが求められます。

 この薬は、治療エキスを1日1回、舌の裏側に含んで2分間保持します。効果が出てくるまでに半年以上かかり、花粉シーズンに備えて一年中毎日服薬し、3〜5年は継続することが必要です。

 アレルギー体質を治すには、ずいぶんと根気がいることですね。(あいち小児保健医療総合センター内科部長・伊藤浩明)

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