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MERS 二次感染防げ

(2015年6月10日) 【北陸中日新聞】【朝刊】【富山】 この記事を印刷する

県会議疑い帰国者の対応確認

画像MERSについて医療機関の一連の流れを決めた県の対策連絡会議=富山市新総曲輪で

 中東呼吸器症候群(MERS)コロナウイルスの韓国での感染拡大を受け、県は9日、富山市新総曲輪の県民会館で、感染症指定医療機関の医師らを集めた対策連絡会議を初めて開いた。県は、県内での2次感染を防ぐため、帰国者に対する医療機関での対応策の流れを決めた。

 対応策では、韓国や中東でMERSの疑いがある患者と接触歴のある帰国者に対して、受診する前に県内の医療機関や厚生センターに電話で相談するよう呼び掛け、2次感染を防ぐ方針。

画像MERSコロナウイルスの電子顕微鏡写真=国立感染症研究所提供

 38度以上の熱があるなどMERS感染の疑いがある人には、県立中央病院や富山市民病院など県内の五つの感染症指定医療機関で入院措置や検査を実施する。検査は、県衛生研究所と国立感染症研究所の2段階で確認する。医療機関側では、富山大付属病院の感染症専門医の支援を受けられる体制を整えた。

 富山空港の検疫対応については、入国者のサーモグラフィー検査のほか、韓国でMERSの疑いがある患者との接触者には、自己申告を求めるポスターやチラシを掲示し、注意喚起を図っていく。

 出席者からは「韓国の状況が刻一刻と変化している。県は国と連携し、素早く情報を伝えてもらいたい」「新型インフルエンザの流行時と同様に、2次感染の防止が重要」といった意見が出た。

 連絡会議には、県医師会や感染症指定医療機関、県消防長会、厚生労働省新潟検疫所富山空港出張所、厚生センターなどの担当者15人が出席した。 (青木孝行)

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