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手足の震えに専門外来

(2015年6月13日) 【北陸中日新聞】【朝刊】【富山】 この記事を印刷する

金沢医療センター(金沢市)

画像神経内科で「ふるえ外来」を担当する坂尻顕一医師=金沢市下石引町で

 手が震えて字が書けない、箸を使ってうまく食事ができない−。手足や首など体の震えに関する相談を受け付けるのが、金沢医療センター神経内科の「ふるえ外来」。2006年9月に設置された、全国的にも珍しい専門外来だ。

 震えには病気の場合と、そうでないものがあり、まずは震えの原因をはっきりさせることが大切。担当する坂尻顕一医師によると、受診者の7割が本態性振戦(ほんたいせいしんせん)、3割がパーキンソン病と診断され、まれに甲状腺異常の病気が見つかるという。

 本態性振戦は震えだけが症状の病気で、40代ごろから発症するケースが多い。交感神経の働きを抑える薬で軽減できる。パーキンソン病は脳内のドーパミン不足が原因。センターではドーパミンの残存機能を測れる検査を導入しており、正確な診断が可能だ。

 震えを老化現象だとあきらめている人も多いという。坂尻医師は「心配な人は気軽に受診してほしい」と呼び掛けている。 (小室亜希子)

メモ ▽金沢市下石引町1の1▽電076(262)4161(代)▽内科、循環器科、血液内科など24科▽外来受付時間は午前8時30分〜11時(土日祝日、年末年始は休診)。ふるえ外来は金曜日午前で、予約が必要。

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