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ダイエット 速効性なら「低脂肪」

(2015年8月14日) 【中日新聞】【朝刊】【その他】 この記事を印刷する
米国のダイエット実験結果

 【ワシントン=共同】炭水化物が少ない食事と脂肪分が少ない食事では、短期的には後者の方が体脂肪を減らす効果が高いとする研究結果を、米国立衛生研究所(NIH)のチームが米科学誌セル・メタボリズムに13日発表した。

 ただ炭水化物を減らすと体脂肪を代謝する能力が高まるため、長期間続けると効果は同程度になりそう。最近、米国だけでなく日本でも白米やパンなどを控える低炭水化物ダイエットが人気だが優位性には疑問を示す結果となった。

 チームは「あくまでも基礎的な研究。日常的な食事で体重を効果的に減らす方法は今後の研究課題」としている。

 チームは肥満の成人男女19人の協力を得て2週間の実験を2回実施。炭水化物を減らして全体の摂取カロリーを通常より30%低くした食事を取った場合と、脂肪分を減らして摂取カロリーを30%低くした食事を取った場合で、代謝や体脂肪の変化を比較した。

 その結果、脂肪分を減らすと1日平均で体脂肪が89グラム減ったが、炭水化物を減らした場合は53グラム減にとどまった。ただ脂肪分を減らしても体脂肪の代謝は高まらず、6カ月以上継続すれば両者の効果に差がなくなることがコンピューターシミュレーションで示された。

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