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排尿の最後に痛み伴う

紙上診察室

(2015年10月20日) 【中日新聞】【朝刊】 この記事を印刷する

Q 排尿の最後に痛み伴う

 以前に尿漏れがよくあり、最近は排尿の最後に痛みを感じます。2、3時間に1度トイレに行きます。(女性・77歳)

A 膀胱内の病気を疑って

 以前からある尿漏れ(尿失禁)の症状と、最近の排尿の痛み(排尿終末時痛)のご相談です。人間の排尿には、生理的な側面と社会的な側面とがあり、一定の量を安定して膀胱(ぼうこう)にためて、適切なタイミングと場所で快適に出せるというのが理想です。

 排尿の際に何らかの痛みや不快感を感じる場合は、膀胱内の病気を疑います。まず受診が必要です。ご自身の目で見て尿に血液が混じるとか濁っているなどの異常がなくても、痛みがあるのは正常ではありません。細菌性の膀胱炎や、場合によっては膀胱内の腫瘍も念頭において検査や治療をする必要があります。膀胱炎であれば、医療機関で処方される抗生物質が必要です。

 もし、泌尿器科の受診に抵抗があるということであれば、この方の症状なら内科や婦人科でも検尿や投薬は可能です。単純な膀胱炎なら、数日間抗生物質を内服すれば痛みは改善します。痛みが完全になくならない場合や、痛みはなくなっても尿漏れが続いて生活に支障がある場合は、泌尿器科を受診してください。内科や婦人科から専門医に連携をとるシステムが各地域にありますので、それを活用できます。(小牧市民病院泌尿器科排尿ケアセンター部長・吉川羊子さん)

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