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食中毒「原因究明を」

(2015年12月15日) 【中日新聞】【朝刊】【その他】 この記事を印刷する
画像園児らが食中毒になった弁当を製造した「タマセイキッズランチ」=14日午後9時33分、愛知県大府市で

 名古屋市など愛知県内の600人以上の園児らに症状が出た大規模な食中毒で、原因の弁当を製造した調理工場「タマセイキッズランチ」(大府市梶田町)を利用する園の関係者からは、戸惑いと原因究明を求める声が上がった。

 毎日の昼食で利用しているという名古屋市内の私立幼稚園の男性園長は、10人以上の園児が発熱や腹痛などの症状を訴えていると明かす。「あれ、と思うくらいの人数」と不思議に感じていたところ、14日に保健所から問い合わせがあり、食中毒の可能性があると分かったという。

 園長は「症状と弁当の因果関係について、まだ何も説明を受けていない。保健所の調査に協力している段階」と話しつつ、「何が原因なのか、はっきりさせてほしい」と語気を強めた。

 工場では14日夜、運営会社「玉清」の中川敏光常務が取材に応じ「抵抗力の弱い幼児が被害を受け、本当に申し訳なく思います。1日も早い回復を願っています」と謝罪。「衛生面には十分に注意をしてきたが管理上不徹底だった部分があれば、あらためて調査して対応したい」と話した。

 14日にも一部の幼稚園に給食弁当を提供したことについては、食中毒の判明後、土日を挟んだため事情説明が行き届かなかったといい「どうしても弁当がないと困ると連絡を受けた一部の園に出した」と語った。県には13日までに、一部の園に弁当を出す可能性もあることを伝え、工場内を清掃、殺菌して調理したという。

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