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ガーゼ置き忘れ 男性と示談 福井県立病院

(2015年12月26日) 【中日新聞】【朝刊】【福井】 この記事を印刷する

 県立病院は25日、1999年に胆のう結石症の男性を手術した際、体内に手術用ガーゼを置き忘れる医療事故があり、今月24日に男性と示談が成立したと発表した。示談金は男性の意向として公表していない。

 病院によると、男性は越前市内の60代。担当の男性外科医は腹くう鏡手術を試みたが、症状が悪かったため開腹手術に切り替え、ガーゼを肝臓の外側に挿入して胆のうを摘出した。

 男性は昨年11月、右のあばら骨付近の痛みを訴え、同病院で受診。磁気共鳴画像装置(MRI)検査で置き忘れが判明し、手術で取り除いた。男性は回復したという。

 病院の山本龍市事務局長らが県庁で会見し「苦痛を与えたことは誠に申し訳なく、心からおわびする」と謝罪した。

 病院は手術の切り替えで現場が慌ただしくなったことが置き忘れにつながり、手術の前後にガーゼの枚数を確認することも怠ったと説明。現在は術後にエックス線で確認しているという。(平野誠也)

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