つなごう医療 中日メディカルサイト

岐阜県立多治見病院 下肢閉塞性動脈硬化症 治療器具を導入

(2016年4月29日) 【中日新聞】【朝刊】【岐阜】 この記事を印刷する
画像脚の閉塞血管の治療で使っているクロッサー=岐阜県多治見市の県立多治見病院で

 県立多治見病院(多治見市)は、脚の閉塞(へいそく)血管にカテーテルを貫通させる器具「クロッサー」を、東濃地域の医療機関で初めて導入した。動脈硬化の一つ「下肢閉塞性動脈硬化症」の治療で使っている。

 クロッサーは、カテーテルの先端を毎秒2万回振動させ、生理食塩水で微細な泡を発生させる。血管に詰まった硬い組織を除去できるため、治療の成功率が向上するという。

 同病院によると、食の欧米化や喫煙などが影響し、下肢閉塞性動脈硬化症の患者は増加傾向にある。症状が進行すると、脚に壊疽(えそ)が起き、切断に至る場合がある。

 2015年9月に360万円で購入し、これまで30件の手術で用いた。循環器内科の日比野剛部長(55)は「第二の心臓と言われるほど、歩ける脚は体にとって大切。守るために活用したい」と話す。(山本真士)

中日新聞広告局 病医院・薬局の求人