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小児がん基金創設 活動の広がり期待 千種で記念講演

(2016年5月23日) 【中日新聞】【朝刊】【愛知】 この記事を印刷する
画像名古屋小児がん基金の必要性を語る鎌田実さん=名古屋市千種区の名大で

 小児がんの治療や研究を支援する「名古屋小児がん基金」が22日に創設され、記念の講演会が名古屋市千種区の名古屋大であった。講師の諏訪中央病院名誉院長、鎌田実さんはがん治療薬の高騰などを紹介し、基金の必要性を強調した。

 鎌田さんは、イラクで白血病の子どもを支援する自身の活動を踏まえ、「医療の基本には奉仕の心がある。基金の活動が日本だけでなく、アジアの子どもたちを守る活動に広がってほしい」と期待した。がん治療薬が高額となり、日本の国民皆保険制度を揺るがしている現状も説明した。

 基金理事長の小島勢二・名大名誉教授が「新しい診断法や治療法の開発が基金の目指すところ。今後の使い方が重要になる」と話した。

 基金は、小島さんが中心となり3月から準備を進めてきた。これまでに約50人から約1020万円が寄せられ、本年度は8千万円の寄付を目指している。

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