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ダイエットしたら生理不順に

紙上診察室

(2016年6月7日) 【中日新聞】【朝刊】 この記事を印刷する

Q ダイエットしたら生理不順に

 肥満気味のため5キロの減量をしたら生理不順になりました。体がだるく、肌もカサカサに。プレ更年期も心配です。対処法は? (女性・40歳)

A 危険な減量見直して

 ダイエットで月経不順になる女性は珍しくありません。栄養の偏りや不足で体力が低下し、運動不足になりがちです。体重を減らさねばというストレスも加わり、排卵を命令する脳の視床下部に大きな影響を与え、卵巣機能の乱れを招きます。

 その結果、女性ホルモン(エストロゲン)の分泌が減り、それが半年以上続くと体力低下、精神的な不安定、動悸(どうき)、めまい、皮膚の乾燥などが起こってきます。長期的には骨量減少、動脈硬化なども引き起こします。

 更年期は50歳前後ですが、40歳で同様な症状が現れていれば「プレ更年期」の可能性があります。1年以上卵巣の機能低下を放置すると、無月経になるだけでなく、若い世代では不妊症、30代後半くらいからは老化が促進されます。卵巣の働きに大きな影響を与えるダイエットは正しいとはいえません。

 生理不順が続くならダイエットを見直し、栄養不足を補うためにサプリメントなどの利用も考えてください。市販ではなく、医師に相談してメディカルサプリメントの摂取をお勧めします。同時に運動やストレス軽減も必要です。改善しない場合には、早めに婦人科の受診を。ダイエットの調整とともに、漢方薬、排卵誘発剤などを服用して卵巣の働きを活発化し、月経を元に戻す治療を行います。

画像小山 嵩夫氏

 体重減少を目的とした無理なダイエットは危険です。閉経前の女性が取り組む場合、月経がきちんと来ることが基本条件です。(小山嵩夫(たかお)クリニック院長 小山 嵩夫氏)

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