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ひどいかゆみ対処法は

紙上診察室

(2016年8月23日) 【中日新聞】【朝刊】 この記事を印刷する

Q ひどいかゆみ対処法は

 虫刺されや肌の乾燥もないのに、かゆみがひどくなります。対処法は? (女性・62歳)

A 汗洗い流し、皮膚清潔に

 夏のかゆみの主な原因には、汗や紫外線による刺激があります。汗は皮膚の保湿や殺菌を行う大切な役目がありますが、汗をかいたままにしておくと、汗の成分の一部が刺激となり、細菌感染や炎症が起こりやすくなります。ひどくなると、「とびひ」になることもあるので、特に子どもは注意が必要です。

 汗を大量にかくと、汗の出口が詰まって炎症を起こし、あせもになります。症状が軽い場合は治療の必要がなく、汗を拭いた後に、市販のあせも用ローションやクリームを使用します。赤いブツブツができ、かゆみや痛みがあれば治療が必要です。かゆみが強い場合はステロイド外用剤のクリーム製剤を使い、痛みや腫れがある場合には抗生物質も追加します。

 予防には、汗をかいたらすぐにぬれタオルで拭いたり、シャワーで洗い流したりして皮膚を清潔にします。肌着には綿など通気性、吸湿性の良い素材を。

 アクセサリーの金属が汗で溶け出て、首の皮膚などが赤く腫れ、かゆくなる金属アレルギーも多くなります。肌に直接触れない着け方や、金属以外のものを着けるなどしてください。

 紫外線に当たると赤みやかゆみ、腫れが出る日光皮膚炎もあります。急に日に当たることや内服薬などが原因になることもあります。日焼け止めや日傘、アームカバーなどで、紫外線から肌を守るよう心がけます。

 一般的にかゆみは冷やすと緩和されます。市販薬などでも治まらない場合は、皮膚科の受診をお勧めします。 (野村皮膚科医院院長・ 野村有子さん)

野村有子さん

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