つなごう医療 中日メディカルサイト

〈中日病院だより〉(29) 子宮体がん・卵巣がん検診(婦人科)

(2016年9月6日) 【中日新聞】【朝刊】【愛知】 この記事を印刷する

早期発見 早めの受診大事

画像子宮体がん、卵巣がんの検査に使う超音波(エコー)検査装置=名古屋市中区の中日病院で

 子宮頸(けい)がんの検診の際、「子宮体がん」「卵巣がん」も検査できます。

 子宮体がんは患者が増え、頸がんと同程度になりました。以前から欧米は体がんが多く、食生活が欧米化したことが要因とされます。患者は50〜60代が中心です。

 体がんの症状となる月経と無関係の出血や、閉経後の出血など不正出血があった場合は、早めの受診が早期発見につながります。頸がん検診でも最近6カ月以内に不正出血があったかどうかを確認します。がんが見つかると除去手術などが必要になりますが、早期発見できれば治療できます。

 子宮入り口に発生する頸がんと違い、体がんは奥の方の子宮体部の内膜から発生します。ストローのような細長い器具で子宮内膜の細胞を採取し、細胞と組織に異常がないか調べます。少し痛みが伴います。他には、超音波(エコー)検査装置で子宮内膜を詳しく観察します。異常に分厚くなっていれば、がんが疑われます。

 同様に50〜60代の患者が多い卵巣がんは、自覚症状がないので注意が必要です。卵巣は子宮の両脇にあり、腹部にしこりなど違和感があれば早めの受診が大切です。一般の診察で見つけるのは難しいですが、婦人科での内診では5センチ以上、婦人科超音波検査では2センチ以上の腫瘍があれば発見できます。(貝田清隆婦人科部長・談)

 中日病院 名古屋市中区丸の内3の12の3。(問)中日病院=052(961)2491

中日新聞広告局 病医院・薬局の求人