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〈中日病院だより〉(30) 子宮筋腫(婦人科)

(2016年10月4日) 【中日新聞】【朝刊】【愛知】 この記事を印刷する

症状に応じ摘出を判断

画像婦人科の子宮頸がん検診では子宮筋腫などの病気も見つかる場合がある=名古屋市中区の中日病院で

 子宮頸(けい)がんなどの検診で分かる別の病気がいろいろありますが、比較的多いのが「子宮筋腫」です。子宮を構成する筋肉の細胞が異常に増殖してできる腫瘍です。月経が長く続いたり、月経時の出血量が多く、貧血があったりして気付きます。原因は詳しく分かっていませんが、ホルモンの影響とされます。

 30〜40代女性に多いですが、良性なので命にかかわることはありません。小さい筋腫も含めると約30%の人にあるといわれていて、気付かないままのこともあります。ただ、急に大きくなるものなどは悪性腫瘍の場合もあり、治療が必要になることもあります。

 筋腫がどの場所にできるかで「筋層内筋腫」、「しょう膜下筋腫」「粘膜下筋腫」の3種類に分けられます。症状が一番強いのが粘膜下筋腫。子宮筋腫があると月経の出血量が多くなる場合がありますが、粘膜下筋腫だと特に多くなるとされます。

 筋腫の大きさよりもむしろ症状に応じて摘出するかどうかを決めます。かなり大きくなった場合も、周辺の内臓を圧迫し腹痛や腰痛などが起きるため治療をお勧めします。(貝田清隆婦人科部長・談)

 中日病院 名古屋市中区丸の内3の12の3。(問)中日病院=052(961)2491

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