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精神指定医不正取得問題 愛知医大 症例が重複、謝罪

(2016年10月28日) 【中日新聞】【朝刊】【その他】 この記事を印刷する

 精神障害のある患者の措置入院の要否を判断する「精神保健指定医」資格の不正取得問題で、厚生労働省が資格取り消しを決めた医師89人のうち7人が所属していた愛知医科大病院(愛知県長久手市)が27日、記者会見を開き、羽生田正行病院長が「チェック態勢が甘かった。関係者のみなさまに多大なご迷惑をかけた」と陳謝した。

 病院によると、7人は不正取得した30〜40代の男性医師3人と、資格申請の際に指導した40〜50代の男女医師4人。いずれも申請時、愛知医大病院の精神神経科に勤務していた。現在は在籍しておらず、病院の診療体制に影響はない。

 指定医の資格申請には診療した患者の症例リポートを提出する必要があるが、不正取得した3人のリポートには、既に別の医師がリポートで扱ったことがある患者の症例が含まれていた。3人は病院の聞き取りに「先にリポートに使われていたことを知らなかった」と説明したという。

 同じ患者を複数の医師が担当することは多いが、病院内で資格申請時の情報が共有されておらず、指導に当たった4人の医師は症例の重複に気付かなかった。羽生田病院長は「情報をデータベース化するなど、重複を防ぐ情報管理を徹底し、再発防止に努める」と話した。

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