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〈中日病院だより〉(33) 口内炎(歯科口腔外科)

(2016年11月1日) 【中日新聞】【朝刊】【愛知】 この記事を印刷する

感染、疾患、多様な原因

画像さまざまな症状がある口内炎を治療する歯科口腔外科の窓口=名古屋市中区の中日病院で

 口内炎には、原因の特定できないものから、細菌やウイルスの感染によるもの、自己免疫疾患によるものまで、多様なものがあります。

 口内炎で最も多いのは「アフタ」。丸い灰白色の偽膜で覆われた潰瘍ができ、周囲が赤くなり痛みます。1カ所だけだったり、散らばってできたりしますが、10日ほどで自然に治ります。自己免疫疾患の「ベーチェット病」でも、口内症状としてアフタがみられるので注意が必要です。

 ヘルペスウイルス感染による口内炎は、口内全体にアフタができ、痛みが強い場合、食事が困難になることもあります。治療には抗ウイルス薬を使います。

 免疫力の低下などでカンジダというカビが増える「口腔(こうくう)カンジダ症」は、粘膜が痛み、ガーゼでぬぐうと取れる白苔(はくたい)がみられます。抗真菌薬で治ります。レース状の白斑ができる「口腔扁平苔癬(へんぺいたいせん)」は痛みを伴う難治性の病気。原因は不明で根本的な治療方法はありませんが、症状が強い場合、ステロイドを含む軟こうを塗布します。

 また、口腔がんの初期は、口内炎と同様に粘膜の潰瘍がみられるため、注意が必要です。(新美敦歯科口腔外科部長・談)

 中日病院 名古屋市中区丸の内3の12の3。(問)中日病院=052(961)2491

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