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<草の根最前線> NPO法人わぴねす(名古屋市西区)

(2016年12月5日) 【中日新聞】【朝刊】【愛知】 この記事を印刷する

インドに滞在、支援活動

画像インドのハンセン病コロニーの人々と交流する学生たち=NPO法人わぴねす提供

 インドのハンセン病回復者が作ったキリンの人形に写真立て。大学でハンセン病について学んだのをきっかけに活動を始めた副代表理事の安田亜希さん(34)は「どれも思い入れがあるんですよね」と目を細める。

 団体は2016年に発足。安田さんが友人と11年に設立した、インドに700カ所以上あるとされるハンセン病患者や回復者が住む「コロニー」で協働型ワークキャンプを行う団体、それ以降に始めたコロニーでの就労支援団体などを統一した。

 ワークキャンプでは、所属する名古屋大生や筑波大生らが2週間コロニーに住み、住民たちと話し合って一緒に問題を解決する。道路の舗装から、ゴミの分別の必要性などを説く演劇まで、取り組みはさまざまだ。

 就労支援では、安田さんが現地へ赴いたり現地のNPOと協力したりしてアクセサリー制作技術などを教える。しかし、現地ではハンセン病への差別が厳しく、商品を買ってもらうことが難しい。そこで、13年にオンライン上で開いた「インド雑貨やさんoaks」で販売。現地に利益を還元している。

 また、名古屋市内の大学を中心にハンセン病や活動に関する講演なども行う。

 安田さんは、「私たちがいなくても地域がうまく回り、生活がしっかり成立することが理想。彼らが一人の人間として社会の中で生きていけるようになれば」と願った。(目黒広菜)

 【メモ】現在、会員は大学生や会社員ら約50人。団体名は、マイノリティーを個性と理解し、互いに手をつなぐことで幸せが輪になり広がってほしいという思いを込め、「ハピネス」と「輪」をかけている。(問)安田さん=090(5006)5581

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