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アレルギーの5歳娘に牛乳

(2016年12月14日) 【中日新聞】【朝刊】【その他】 この記事を印刷する

母 殺人未遂容疑で逮捕

 牛乳アレルギーを持つ長女(5つ)に牛乳を飲ませ、呼吸困難などのアナフィラキシーショックを起こさせて殺害しようとしたとして、千葉県警流山署は殺人未遂の疑いで、同県流山市十太夫、母親の会社員佐久ちはる容疑者(35)を逮捕した。

 署によると、長女は入院したが快方に向かっている。佐久容疑者は医師から「アレルギーの改善を目指す場合でも牛乳はわずかしか飲ませてはいけない」と指導されていたという。調べに「精神状態が不安定だった」と供述、牛乳を飲ませたことは認めている。

 逮捕容疑は11日午前9時ごろ、自宅アパートで長女に紙パックの125ミリリットル入りの牛乳を飲ませ殺害しようとしたとされる。

 県警によると、長女は牛乳を飲んだ直後に呼吸困難などで苦しみ、佐久容疑者が119番。救急隊員が駆け付けた際、佐久容疑者は救急措置を施していた。搬送先の病院が「虐待の疑いがある」と署に通報し、発覚した。佐久容疑者と長女は2人暮らしだった。

 県柏児童相談所(児相)によると、4月以降、佐久容疑者から「育児に不安がある。子どもを預けたい」と相談が数回あったが、最終的に落ち着いた様子になり保護しなかった。

 7月には流山署から「子どもを連れて署に相談に来ている」と連絡を受けたが、児相は面会せずに「問題はない」と判断した。

 アナフィラキシーショック 飲食物や医薬品、ハチの毒などが原因のアレルギー反応で激しい嘔吐(おうと)や呼吸困難などを引き起こし、血圧や意識が低下する状態で、死に至る場合もある。対処法としては、自己注射薬の「エピペン」で気管支を広げて呼吸困難を改善し、心臓の機能を増強して血圧を上げる方法が知られている。

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