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発達障害者 自立探る 青年期支援、東海市で集い

(2017年1月10日) 【中日新聞】【朝刊】【愛知】 この記事を印刷する
画像発達障害者の就労支援策を語る岡田准教授=東海市大田町の市民活動センターで

 青年期を迎えた発達障害者の自立に向けた支援策を考える集い(中日新聞社後援)が9日、東海市大田町の市民活動センターであった。

 県内外から当事者やその家族、福祉関係者ら約90人が参加。名古屋大医学部付属病院の岡田俊准教授が「発達障がいのある青年の育ちを支える」と題して基調講演し、岐阜県発達障害者支援センターのぞみの丹羽伸也所長が青年期向けの発達障害専門プログラムを紹介した。

 このうち、岡田准教授は発達障害者の就労をめぐる課題を「状況に応じた言葉遣いが困難で、正論を押し通そうとしてしまう」と指摘。「発達障害は当事者の一側面でしかないと認識することが重要」と述べ、周囲に求められる姿勢として「障害のある人を社会に適応させることを目標にするのではなく、その人らしさや強みをいかに自己実現に生かすのかを考えよう」と呼び掛けた。

 集いは、発達障害者支援のNPO法人「アスペディア」(東海市)が主催。大西健司代表理事は「発達障害者の就職や社会参加に関する支援の輪を広げたい」と話した。

  (長谷部正)

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