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<元名大生の闇>「小6時 給食にホウ酸」

(2017年2月16日) 【中日新聞】【夕刊】【その他】 この記事を印刷する

母証言「担任に混入図る」

 名古屋市で知人女性を殺害し、仙台市で高校の同級生ら2人に劇物の硫酸タリウムを飲ませて殺害しようとしたとして、殺人や殺人未遂などの罪に問われた名古屋大の元女子学生(21)=事件当時16〜19歳=の裁判員裁判の公判が16日、名古屋地裁であった。元学生の母親(50)が証人出廷し、元学生が小学6年のころ、担任教諭の給食に、人体に有害なホウ酸を混入しようとしたことを明かした。

 理科の授業で使われたホウ酸を当時、元学生は集めており、混入しようとした理由を母親に「担任が気にくわなかったから」と説明したという。母親は「結局は入れなかったと聞いた」と述べた。

 また、「(元学生が)中学2年か3年のころ、神戸市の連続児童殺傷事件の話をしたら、ネットや本で調べるようになった」とも証言。元学生は、当時14歳だった加害者について「自分と同じ年の人がそんなことできるなんて、すごい」と話し、母親は「事件を美化したことにがくぜんとした」と述べた。

 一連の事件に「被害者や遺族に深い悲しみや計り知れない苦しみを与え、親としておわびしたい」と謝罪。「私たち夫婦がもっと違う接し方をすれば、こうなっていなかった。娘に対しても申し訳ない」と述べた。今後の元学生については「寛大な刑罰というより、必要な(医学的)ケアをほどこしてほしい」と求めた。

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