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たんが詰まるような不快感

紙上診察室

(2017年2月28日) 【中日新聞】【朝刊】 この記事を印刷する

Q たんが詰まるような不快感

 喉にたんが詰まるような不快感が続いて困っています。治療法はありますか? (女性・70歳)

A 原因は多様 まず検査

 喉にたんが詰まる感じを、専門用語で咽喉頭異常感といいます。喉がイガイガする、唾を飲み込むときに何かがつかえるなどで、耳鼻咽喉科の外来を受診される多くの方が訴えます。きっかけは、風邪をひいたり長く話をしたりした後や、ほこりっぽく乾燥した環境に長くいたことなどが多いです。精神的なストレスが誘因になることもあります。

 耳鼻科では、まず症状について聞き、麻酔をしてから鼻腔(びくう)、咽頭、喉頭をファイバースコープで診察します。副鼻腔炎や中耳炎の合併などがあればエックス線検査、コンピューター断層撮影(CT)検査などを追加することもあります。茎状(けいじょう)突起過長症という、通常より骨が長くなるために神経を圧迫して症状が出る場合もあります。

 検査で異常が見つからず、うつ傾向の症状がある場合は、抗不安薬を処方して治療することがあります。不安をとってくれる漢方薬もあるので併用します。すでに多くの薬剤(降圧剤、精神安定剤など)を服用中の方は、主治医に相談して薬をかえられるかどうか検討します。

 また、背中が曲がってきており、夜間のいびきや逆流性食道炎、睡眠時無呼吸症候群の合併が疑われる場合は精査します。就寝時は横向きや上半身を少し高くしたり、マスクを使って乾燥を防いだりして症状が改善することも説明します。

 いろいろな原因が隠れているので、耳鼻咽喉科を受診し、よく見てもらうことが重要です。

 (岐阜県総合医療センター耳鼻咽喉科部長・柳田正巳さん)

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