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手術後の外反母趾が再発

紙上診察室

(2017年3月7日) 【中日新聞】【朝刊】 この記事を印刷する

Q 手術後の外反母趾が再発

 4年前に両足の外反母趾(ぼし)の手術を受けました。手術後、足指の裏にたこができ、外反母趾も再発し痛みがあります。対処法は?(女性・84歳)

A 足に合った靴や運動療法

 足の親指(母趾)が付け根から小指側に徐々に曲がっていく足の病気が外反母趾です。多くは扁平(へんぺい)足など足全体の変形を伴います。変形が進むと出っ張った部分が靴などで圧迫されて赤く腫れ、痛みが出ます。他に足指の付け根裏側にたこができる、足小指付け根の外側が靴に当たるなどして痛みます。

 先のとがった靴やハイヒールなど変形を起こしやすい靴を長く履くと起こりやすく、悪化しやすくなります。まず、靴を足に良いものに変えることが大切です。さらに装具による変形の矯正や圧迫部位の保護を行います。母趾を開き筋肉を強くする体操やストレッチなどの運動療法も有効です。

 これらの保存療法を行っても日常生活に支障がある場合、あるいは見た目が気になり矯正したい場合には、手術になります。手術前に足全体の状態を正確に評価することが重要です。入院して足親指付け根の骨をいったん切り離し、向きを変えてから金属で固定します。変形の程度によりやり方も異なります。骨がつくまでの間はギプスや装具で保護し、足への体重のかけ方にも注意する必要があります。

 それでも再発する場合があります。特に変形が非常に強い場合は再発率が上がります。足全体に変形がある人では、足親指は楽になっても、他の足指に変形やたこによる痛みが生じることもあります。靴の選び方や運動療法などで再発を防ぐことが大切です。(東京逓信病院整形外科部長・冲永修二さん)

冲永修二さん冲永修二さん
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