つなごう医療 中日メディカルサイト

豊橋の中学 朝練を禁止 「生徒の健康を守る」 教師の負担軽減も

(2017年3月7日) 【中日新聞】【朝刊】【愛知】 この記事を印刷する

 愛知県豊橋市教委は2017年度から、市立中学校で部活動の朝練を禁止する方針を決め、全22校に通知した。未成熟な子どもの健康を守るための措置。教師の長時間労働、多忙化の歯止めにもなると期待している。(小原健太)

 思春期に過度な運動をすると、成長に必要なエネルギーが不足し、けがをしやすくなる。特に女子は後に無月経や疲労骨折に悩むリスクが高く、全国的に問題視されている。山西正泰教育長は「中学校で強度の高い運動をさせられ、高校でつぶれた有望な選手を多く見てきた。子どもの健康を守るのを第一にしたい」と話す。

 市教委は2001年に作成、12年度に改定した「部活動指導の手引き」で部活動の時間や健康管理態勢を定めている。週の平日1日は休養日とする規定もあるが、市教委の昨年5月の調査によると、少なくとも5校が休養日も朝練を実施していた。

 17年度に向けた改定では、中学校の活動について「始業前は活動しない」という文言を追加し、朝練を禁止する。夏でも午後6時に活動を終えることや、長期休業中も週2日の休養日を設けるなど、活動時間を制限する項目を追加したり、記述を変更したりした。部活時間の短縮で、顧問教師らは授業準備などに充てる時間を1日当たり1時間多く確保できるという。

 市教委は2月24日の校長会で通知した。通知は市教委が出す強い指示で、各校には従う義務がある。県教委によると、県内では北名古屋市と小牧市が朝練をしていないが、両市教委によると、禁止する規定はなく、20年以上、慣例的に行われていない。小牧市教委の担当者は「校長会の申し合わせ事項として、かつて取りやめになったと聞いたことはある」と話す。

中日新聞広告局 病医院・薬局の求人