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<ようこそキレイ工房へ>避難時の肌や頭皮のケア 

(2017年3月11日) 【中日新聞】【朝刊】【その他】 この記事を印刷する

順序よくシートで拭く

拭く順番

Q 今日で東日本大震災から6年です。避難時の肌や頭皮のケア方法は?

A 東日本大震災の際に多かった美容上のお悩みが「におい」「ストレス」「乾燥・肌荒れ」でした。

 におい対策には、ウエットティッシュやボディーシートなどのシート類が活用できます。重要なのは拭く順番=イラスト参照。汚れの比較的少ない部位から拭いていきます。脚の下部辺りまで来たら、シートを裏面にすると、一枚を無駄なく使い切れます。胸の中央や背中の上部、脇の下などは、においを発する皮脂腺が多いので、意識して拭き取るとより効果的。耳の後ろも忘れずに。

 アルコールやメントールなどを含む清涼感のあるシートは、刺激が強い場合があります。目の周りなど敏感な部分に使うことは避けてください。シート類がなければ、ティッシュペーパーに少量の水を含ませて代用できます。頭皮の拭き方は、べたつきが気になる夏場やスポーツ時にも役立ちます。

 ストレスの解消にお勧めなのがマッサージ。血行が良くなり、気分もリフレッシュできます。手のマッサージは簡単なので、自分でやっても、周りの人にしてあげても良いですね。

 化粧品など手や顔に何も付けるものがないときは、マスクや手袋で肌を覆うと乾燥から守ることができます。避難生活も少し落ち着きを取り戻し、肌のケアもできるようになったら、保湿から始めましょう。(箕浦静枝=資生堂ビューティースペシャリスト)

デリケートな部位 刺激に気を付けて

 デリケートな陰部を拭く際は、アルコールなどを含まない、刺激の少ないシートを使いましょう。前から後ろに拭きます。替えの下着がないなら、おりものシートを活用しても構いません。手ぬぐいなど手持ちのものをどう使えるか、平常時から考えておくといいでしょう。使い捨ての紙パンツは、旅行などでも使えます。介護用品や赤ちゃん用のウエットシートは、丈夫で大きなサイズもあるのでお勧めです。 (山本あい子=兵庫県立大大学院教授、災害看護学)

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