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口が渇き、舌が痛い 服薬の関係?

紙上診察室

(2017年3月21日) 【中日新聞】【朝刊】 この記事を印刷する

Q 口が渇き、舌が痛い 服薬の関係?

 2年前から口が渇き、口のねばねば、舌の痛みで味もわかりません。痛み止めや睡眠薬など薬を6種類飲んでいることと関係ありますか? 治療法は? (女性・80歳)

A 水分補給など対症療法で

 薬を多く服用している人の中には、口腔(こうくう)の乾燥に悩む人が珍しくありません。睡眠薬を服用していて朝方に口が乾燥すると訴え受診する方もいます。口腔乾燥症(ドライマウス)は唾液が減少し口が渇く状態ですが、他にも舌の痛みや味覚障害などさまざまな症状があります。唾液の減少によって口腔カンジダなどの感染症になりやすくなり、口の中の状態を心配しすぎて心因性の痛み(舌痛症など)を引き起こすこともあります。

 主な原因には、唾液腺の障害や糖尿病などの病気、口呼吸、高齢による唾液の減少、ストレスがありますが、薬ということもあります。降圧薬や利尿薬、抗不安薬、抗うつ薬、向精神薬、抗ヒスタミン薬、抗パーキンソン薬、抗コリン鎮痙(ちんけい)薬、制吐薬などが知られています。ただ病気の治療が優先され、薬の変更は難しいと思います。

 治療は対症療法が中心です。具体的には、うがいや十分な水分補給、よくかんで食べる、唾液が出る酸っぱい食物を思い浮かべる、唾液腺マッサージ、部屋を加湿する、マスクの使用、粘膜の保湿効果がある洗口液やゲル状の湿潤剤を症状に合わせて使うなどです。

 すぐ改善しないこともありますが、焦ると唾液が減少するなど悪化しがちです。担当医と相談し、自分にあう方法を見つけることが大切です。

 (大船中央病院歯科口腔外科部長・川辺良一さん)

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