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祖母に「あと2、3日」の言葉忘れられない

ホンネ外来

(2017年3月28日) 【中日新聞】【朝刊】 この記事を印刷する

祖母に「あと2、3日」の言葉忘れられない

 その内科医の一言にずっと怒りがおさまりません。私の母と祖母は高齢者用マンションに住んでいます。1階に内科が併設しており、祖母の体調が悪い時には診察に行っていました。その内科医は、高齢者マンションの建設にあわせて、祖母が入院したこともある総合病院から、独立し開業したようでした。

 ある日、体調がすぐれないと訴える祖母を診察に連れて行ったときのこと。聴診器をあてるなり「あと2、3日で死ぬわ」。私も母もぼうぜんとし、その後のことは覚えていません。気持ちを立て直し、すぐに以前のかかりつけ医に診てもらいました。祖母に死期が迫っているとは思えず、遠方でしたがなんとか連れて行きました。視診、聴診器、血圧、首回りの触診の後の診断では、そんなことはないと言われ安心しました。

 あれから2年。祖母は足腰が衰え、認知症も進みましたが、もうすぐ100歳になります。あの日以来、行かなくなった内科を横目に、今日もひ孫を連れて祖母に会いに行っています。(滋賀県=女性・35歳)

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