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暑くもないのに大量の汗

紙上診察室

(2017年4月4日) 【中日新聞】【朝刊】 この記事を印刷する

Q 暑くもないのに大量の汗

 50歳ごろから、暑くもないのに首や腕、背中など上半身に大量の汗をかき、寒い時には手足も冷えます。脳などの検査は異常なしです。何科を受診すればいいですか?(女性・68歳)

A 漢方専門医で受診を

 上半身のみに汗をかく症状で受診する人は珍しくありません。2つのタイプがあり、1つはホットフラッシュと呼ばれ、じっとしていてもじわっと汗ばんでくるものです。更年期によく見られる「血管運動神経症状」です。女性ホルモンの急激な減少により、発汗や体温調節をおこなう自律神経の働きが乱れることが原因です。

 もう1つは「冷えのぼせ」と呼ばれる冷え性の1つです。例えば、寒いときに駅まで歩き電車に乗ったら、ドーッと汗をかき、汗が蒸発するときに体温が下がる状態がそうです。冷えのぼせは幅広い年代に見られ、更年期に限りません。

 冬から春にかけて「手足が冷える」と来院する人が特に増えますが、冷えのぼせの人もいます。主な原因は年度末の慌ただしさやストレスです。冷えのぼせの人は緊張で交感神経が働きすぎ、手のひらや足の裏、脇などに汗をかきやすくなり、汗が引くと冷えを感じるのです。

 どのタイプも漢方に詳しい医師や専門医の受診を勧めます。治療には漢方薬が効果的ですが、体質や症状ごとに適した薬は違います。更年期のホットフラッシュではホルモン治療もあります。希望する人は婦人科の治療がよいでしょう。

 どのタイプも交感神経の働きが高まると悪化します。普段からリラックスして十分に質の良い睡眠をとってください。

 (目黒西口クリニック院長・南雲久美子さん)

南雲久美子さん 南雲久美子さん
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