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体調つかさどるホルモン

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(2017年4月11日) 【中日新聞】【朝刊】 この記事を印刷する

 ホルモンといっても、焼き肉ではなく、私たちの体の中にある化学物質のホルモンです。分泌する場所(内分泌腺)は、脳下垂体や甲状腺、副腎などで、それぞれ違う作用のホルモンが作られています。微量で効果を発揮します。

 ホルモンは、血液によって全身に送られ、内臓の機能や体の調子を整えるなど、いろいろな働きをしています。ホルモンの分泌をつかさどる命令センターは、脳の奥の方の視床下部と下垂体にあります。

 視床下部は繊細な場所で、環境の変化などで精神的に大きなストレスを受けると、命令センターは態勢を崩します。特に、女性は毎月の月経や妊娠、出産という特有の出来事があるために、ホルモンとの関係が密接です。よく、進級や進学、転居などで生理が止まったり、遅れてしまったりすることがあります。これも、多くはストレスが命令センターを狂わせていることの表れです。

 同時に、視床下部は、体のさまざまな機能を調整している自律神経も制御しています。そのため、男女問わず、強いストレスを受けると、自律神経が乱れて、体調不良を生じることがあります。

 ホルモンと関わりの深い病気として知られているのが、更年期障害(更年期症候群)です。次回からは、女性の更年期について紹介します。(産婦人科医・伊藤加奈子)

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