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お元気ですか 〈1450〉 動悸あれば自分で脈を

(2017年4月12日) 【中日新聞】【朝刊】【滋賀】 この記事を印刷する
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 胸がドキドキする症状を動悸(どうき)といいます。心臓の鼓動が強かったり速く打ったり、あるいは不規則に打ったりすることを自分で感じるときの不快感です。

 動悸は、心臓が動く速さ・強さが変化するときに起こります。100メートルを全力で走った後などに、脈が速くなり動悸を感じることは、必ずしも異常ではありません。枕をしたとき首に拍動を感じることは正常でも起こり得ます。

 病的な動悸は、心臓の病気あるいは、甲状腺・貧血・発熱など心臓以外の病気が原因で起こります。動悸を感じたら、イラストのように自分で脈を取ってみましょう。親指側の骨の内側に反対の手の指先を置き、軽く圧迫します。正常な大人なら1分間に50〜100回、規則正しく拍動します。

 規則性があり時々飛ぶだけなら心配のない不整脈であることが多いです。1分で100回以上の頻脈は全身の病気の可能性もあります。全くばらばらで不規則なら心房細動という不整脈の危険性もあり、脳梗塞の原因となることがあります。

 このほか、動悸を感じたときめまいがしたり気を失いそうになったりする方、心臓病を指摘されたことがあり動悸が5分以上続く男性、めまいなどの自覚症状があり1分間の脈が40以下の人も要注意です。

 これらの症状に心当たりがある人は、できるだけ早く、循環器科や救急病院で医師の診察を受けてください。(ヴォーリズ記念病院循環器科・三ッ浪健一=滋賀県医師会)

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