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リハビリ効率カイゼン トヨタ、支援ロボ商品化

(2017年4月13日) 【中日新聞】【朝刊】【その他】 この記事を印刷する
画像トヨタが開発したリハビリ支援ロボット「ウェルウォークWW−1000」=トヨタ自動車東京本社で

 トヨタ自動車は12日、脳卒中などによる下肢まひのリハビリに利用する医療用ロボット「ウェルウォーク WW−1000」を開発し、今秋から医療機関へのレンタルを始めると発表した。トヨタは人間の暮らしをサポートする「パートナーロボット」の研究を進めており、今回が商品化第1号となる。

 トヨタは少子高齢化による人手不足の緩和に貢献しようと、自動車生産に使うロボット開発の経験や技術を生かし、医療、介護、生活支援の分野でロボットの開発に乗り出している。

 ウェルウォークは藤田保健衛生大(愛知県豊明市)と共同で開発。患者の障害の程度に応じて脚に装着した器具の内蔵モーターを制御してリハビリの難易度を調整する。膝の曲がり具合や体重移動など患者が注意すべき点を警告音で知らせる。実証実験ではリハビリの効率が従来より6割ほど増したという。

 5月から受注を開始し、9月から納品する予定。価格は初期費用100万円、レンタル代月額35万円(いずれも税抜き)。

 トヨタは立ち乗り式の移動機器や物を拾う生活支援ロボット、介護を補助するロボットなどの実証実験にも着手している。東京都内で会見した磯部利行常務役員は「高齢者の生活をロボットがサポートすることで、現役世代の負担が増えない未来を実現したい」と語った。(鈴木龍司)

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