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発達障害の子 性被害防ぎたい 昭和区 デイサービス教育プログラム

(2017年4月18日) 【中日新聞】【朝刊】【愛知】 この記事を印刷する
画像発達障害のある女の子向けの性教育に取り組んでいる藤原さん=昭和区元宮町6で

 発達障害の女の子向けの性教育に取り組んでいる放課後デイサービスが、昭和区にある。2013年に開設された「ルーチェ」(同区元宮町6)。発達障害の子が被害に遭うケースが減るよう願っている。(戸川祐馬)

 ルーチェには7〜18歳の女子40人が通い、呼吸や発声、ダンス、食事、身だしなみなど、日常生活を送るための訓練に取り組む。

 その中で、開設当初から導入しているのが性教育のプログラム。自分の体を大切にすることや生理という現象、生理用品の使い方などを絵や物を使って教える。現在通う子は、大半がこのプログラム目当てで、市内外からやって来るという。

 ルーチェを運営する「スプレンドーレ」の社長、藤原美保さん(47)は健康運動指導士としてフィットネスインストラクターをしていた7年ほど前、障害児の保護者の会から依頼され、エアロビクスやヨガを教え始めた。レッスンで、電車内で痴漢に遭ったり、風俗店で働かされたりした発達障害の子に出会った。「これは大変なことだ。何とかできないか」。正しい性の知識を伝えることで、被害に遭わないようにしたいと考えた。

 ただ、注意したり一方的に知識を伝えたりしても、発達障害の子は理解できずパニックになることもあるという。藤原さんが知人の作業療法士やセミナーを通じて学んだ方法で教えている。

 スタッフ不足で、受け入れ人数を増やすことは簡単ではないが、藤原さんは「この子たちを守るため、現状を広く知らせていきたい」と話している。(問)ルーチェ=052(364)9008

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