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〈中日病院だより〉(51) 血液検査(臨床検査科) 体を知るための基本

(2017年4月25日) 【中日新聞】【朝刊】【愛知】 この記事を印刷する
画像測定機器で血液の成分を分析する=名古屋市中区の中日病院で

 臨床検査科は、診断や治療の指針となる患者の体の情報を医師に提供するのが仕事。血液や尿などの検体検査と、心電図、超音波検査などの生理機能検査があります。

 なかでも血液検査は体を知るための基本です。例えば白血球。会社の健診で訪れた40代の男性は、体のだるさしか症状がなかったのですが、血液検査で正常値の20倍の数値が出て白血病の疑いがあることが分かり、すぐに専門病院にかかることになりました。

 また血糖値に異常があれば糖尿病を疑います。すぐに受診を勧めていますが、放っておいて、目や腎臓、神経の障害といった合併症を起こすまで悪化させてしまう人も少なくありません。糖尿病は、進行するまで症状が出にくいからです。

 血液検査の数値をいくつか組み合わせたり、以前の結果と照らし合わせたりして、病気の状態を読み取るのも技師の力。みなさんも健診結果はしっかり見ることをおすすめします。健診は正常値の範囲が臨床より厳しく設定されていますが、それこそ早期に病気の可能性を見つけるため。引っかかったら必ず受診してください。(溝口佳雄臨床検査科長・談)

 中日病院 名古屋市中区丸の内3の12の3。(問)中日病院=052(961)2491

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