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「更年期」自己判断しないで

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(2017年4月25日) 【中日新聞】【朝刊】 この記事を印刷する

 更年期障害の主な症状は、突然、汗やほてりが出るホットフラッシュと言われるものです。頭痛や肩こり、冷えなどもあります。湿疹が出たり、手足のしびれや感覚の異常を訴える方もいます。

 ただ、これらの症状が全員に見られるわけではありませんし、「これが更年期障害の症状なの?」と思われるものもあります。精神的にもイライラし、不安が強くなる場合もあります。「性格が変わったね」と言われたり、うつ状態や不眠になったりして、仕事や家事ができなくなることもあります。

 症状は、自身の仕事や親の介護、子どもの教育、夫の転勤や退職など、自分や周囲の問題によるストレスが引き金になり、悪化したり、長引いたりしやすいとも言われています。

 症状は実に多彩で、出方や程度は個人差が大変大きいので、人と比較するのはおすすめできませんが、閉経前後と言われる45〜55歳の方で、もし原因が分からない不調を感じていれば、更年期障害も疑ってみてもいいかもしれません。

 ただ、閉経前後の年齢には、高血圧などの生活習慣病や甲状腺の病気など、他の病気も起こりやすく、前述した更年期障害の症状も、他の病気から生じている場合もあります。「更年期だから」と自己判断せず、必ず医療機関に相談してください。(産婦人科医・伊藤加奈子)

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