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2人目を妊娠できない

紙上診察室

(2017年5月2日) 【中日新聞】【朝刊】 この記事を印刷する

Q 2人目を妊娠できない

 4歳の子どもがいますが、2人目を希望して1年以上たつのに妊娠できません。1人目はすぐできたので問題ないと思っていました。原因、対処法を教えてください。(35歳・女性)

A 夫婦で受診、原因特定を

 避妊せず夫婦生活を営んでも1年以上妊娠しないときに不妊症と診断されます。「2人目不妊」とは1回出産したが、次がなかなかできない状態。医学的には続発性不妊症と呼びます。次に妊娠する可能性はありますが、1年間妊娠しないなら産婦人科の受診をお勧めします。

 女性の年齢が高いほど、早く受診した方がいいでしょう。まず一般的な不妊症の検査(基礎体温の測定と記録、ホルモン検査、超音波検査、卵管造影検査、男性の精液検査)を行い、原因を特定する必要があります。

 不妊の主な原因は、女性側は年齢による卵子の質の低下、卵巣機能の低下、子宮筋腫や子宮内膜症などで妊娠しにくい体の状態になっているなどです。女性は35歳を超えると、徐々に卵巣機能の低下が進み、卵子の質の低下も著しくなります。

 男性に原因があることがあります。精子の状態やつくる能力の低下の場合です。精液検査を行い、結果がよくない時は担当医に相談し、生殖医療専門の泌尿器科の受診をお勧めします。

 夫が治療に積極的だと、妻も前向きになれると思います。信頼できる担当医の納得できる治療が大切です。

 この方も1回は出産されているので、治療などで条件が整えば妊娠可能な状態と考えてください。ただし流産率は年齢とともに上昇します。早めに治療を始めてください。

(国立国際医療研究センター産婦人科医長・大石元さん)

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