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患者に決断の機会与えた医師

ホンネ外来

(2017年5月9日) 【中日新聞】【朝刊】 この記事を印刷する

 ボランティアで介助をしており、60代の男性の患者さんがかかりつけの内科へ行くのに付き添いました。患者さんは軽度のアルコール依存症で、以前は総合病院に入院していました。退院後、この内科に通い始めて3~4回目のことです。主治医の男性医師に、酒とたばこを再開してもいいかどうか、必死になって同意を求めました。

 すると医師は「あなたは今、健康を回復しているところです。以前の不健康な体になって苦しむ方がいいのか、よく考えてください」と優しい口調で言いました。そして「私も酒とたばこなしで健康体で過ごしています。健康を大事にする思いを私と共有できませんか」と患者さん自身に決断するよう促したのです。

 単にやめなさいと言うのではなく、選択肢を与えた結果、患者さんは酒とたばこをやめることを納得して帰りました。自分を大事にしてくれた医師に感謝していました。私はこの医師が病気だけでなく、心の中まで治療したように思えて感動しました。(愛知県=男性・72歳)

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